ページの最大化をオススメします

三人兄弟の王子様と、三人姉妹の王女様



むかぁ〜しむかし、どのぐらい昔かっていうとよくわからないけど、
あるところに、仲の良いふたつの王国がありました。

そのふたつの国は、国民たちも、王様2人も本当に仲が良く、
お互いに助け合って生きていました。

ところが、最近、周りの国では戦争ばかり……強い国と弱い国というくくりが大きく出てきて、
ふたつの国も、周りの強い国から狙われるようになってしまったのです。

困った王様2人は、一緒に話し合いをしました。

『どうしたものか、困ったなあ…』
『我々も、同盟を組んではいかがだろうか?』
『おお、それは名案だ!そうだ、いっそ連立国家とかになってみたらもっといいんじゃね?』
『なるへそ、それマジ超いいわ!』
『ちょうど、貴殿には息子さんが3人おられる』
『貴殿には娘さんが3人おられる』
『お互いを結婚させて、連立国家成立の証にしてはいかがか!!』
『よぅし、その話乗った!!』
『貴殿の息子さんになら、安心して娘を嫁にやれる』
『なんのなんの、貴殿の娘さんなら、安心して嫁に頂ける』
『丸く解決!あ、一件らぁ〜くぅ〜ちゃぁ〜くぅ〜〜〜!!』
『いよっ!男前ぇっ!!』

・・・・・・こうして、二人の王様は、本人たちの確認など一切取らず、
同盟締結と共に、お互いの子供である、
三人兄弟の王子様と、三人姉妹の王女様の、結婚を約束したのでした・・・・・・



NEXT→