
【プリクリウス】
ルーマニアに伝わる吸血鬼「ヴァルコラキ」、
空を喰い荒らし、月や太陽までもを食べてしまうとされている。
ワラキア地方ではこの吸血鬼を「プリクリウス」と呼び、
昼は美青年の姿だが、夜は黒い狼の姿となり人を襲って血を吸うと伝えられている。
殆どの種類吸血鬼は、生まれが悪かったり、葬られ方が悪かったりして生まれるとされているのに対し
ヴァルコラキ(及びプリクリウス)は、日暮れ時の掃除や、夜中の糸紡ぎなど
生活上のタブーからも生まれるとされている、ちょっと変わった存在。
日食・月食はモンスターの仕業による現象だとする言い伝えはすごく多いので
たぶんきっと、コレもソレの一つなんでしょうね。