
【ペーター・プロゴヨヴィッチ】
ペーター・プロゴヨヴィッチは、吸血鬼の種類や種族では無く、吸血鬼として認定された実在の人物です
かつて、平凡な農夫だったペーター。彼は後に、帝国認定とも言える有名な吸血鬼となるのです。。。
1725年、セルビアのとある村で亡くなった農夫のペーターは、静かに墓に埋葬されました。
しかし、彼の埋葬後すぐに彼の息子がなくなり、
立て続けに村人が病気にかかって亡くなるという、怪しい事件が起こったのです。
そして病に倒れた者達は、皆一様に『死んだはずのペーターがやってきて、首を絞められた』と話していました。
村人は彼が吸血鬼として墓から甦ったのだとし、司祭を説得して彼の墓を掘り返しました。
葬られていた彼の体は、死後数か月が経っていたとは思えないほど健康的で、口の周りは血で汚れていました。
心臓に杭を打ち込み、死人とは思えないほどの大量の血があふれ出たのち、彼は火葬され『退治』されました。
村人と司祭は、この事件を報告書にまとめ、帝国に提出。
この事件の報告書により、セルビアの習慣を調べていたオーストリア人に、スラブ人の伝承「吸血鬼」が知れ渡り、
ヨーロッパ中に「ヴァンパイア」が広まる一つの要因となったのです…。
……のだそうな。
今では、村人が立て続けに病にかかったのは感染病だったんだろうとか、血が逆流して口が汚れてたんだろうとか
全部科学的に立証されるそうですが、この頃はそういった事全て説明がつかずわからず、だったんでしょうね
ところで思ったんですが、これって吸血鬼っていうよりゾンビじゃね?健康的なゾンビ。
逆にイヤだなあそんなゾンビ・・・。